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2023年12月12日

板橋キャンパス医学部学生が合同学会で学会長賞を受賞しました

2023年10月25日(水)~27日(金)、東京ドームホテル(東京都文京区)にて行われた第72回日本感染症学会東日本地方会学術集会?第70回日本化学療法学会東日本支部総会合同学会で、佐藤陽菜さん(医学部6年生)が学会長賞を受賞しました。本賞は、研究室配属学生が感染症?化学療法学に興味を持ち、活発な研究活動を行ったことに対する賞です。

発表演題は「コリスチン耐性菌スクリーニング培地によるカルバペネム耐性菌に占めるコリスチン耐性の評価」で、帝京大学医学部微生物学講座教授 吉野友祐?同学部講師 西田智の指導のもと、薬剤耐性菌の感染症や治療についての医学知識のみならず、研究室での実験に積極的に取り組んできました。その中で、薬剤耐性菌感染症の理解を深め、今後も医療技術の発展や患者さんの高齢化が進み薬剤耐性菌感染症を合併するリスクが上昇することが予想されるため、薬剤耐性菌対策が求められることに興味をもちました。佐藤さんは受賞に際し、「本研究を論文として発表できるように研究をつづけていきたいと思います。ご指導いただいた先生方と実験を手伝ってくれた医療技術学部看護学科2年の阿部初音さんに感謝いたします。今後については、まず医師国家資格を取得し、臨床を行いつつ基礎研究も続けていきたいです。」と受賞の喜びと今後の意欲を述べました。西田講師からは、「このような形で佐藤さんと一緒に研究できたことを大変嬉しく思います。佐藤さんの発表演題は多剤耐性グラム陰性細菌感染症のラストリゾートドラック(最終手段薬)の有効性を探る意欲的なものです。この演題発表を通して、ほかの学生の皆さんにも、サイレントパンデミックと呼ばれる薬剤耐性菌感染症を知ってもらい、将来この領域で患者さんの力になってくれたら嬉しく思います。日ごろより研究室配属学生の指導に携わっていますが、短期間でこのような成果を上げられたのは佐藤さんの積極的な行動力と研究に対する意欲によるものではないでしょうか。今後も研究マインドを持ち続けて活躍していくことを期待しています。また、ほかの多くの学生の皆さんにも研究室配属に是非積極的に参加してもらい、自己研鑽の機会としてもらいたいと思います」と話しました。

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当日の様子01

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