2024年01月12日
帝京大学薬学部薬物治療学講座講師 日下部吉男が研究代表者を務める研究課題「ウエアラブル端末等ICTを駆使した地域住民の健康データ管理システムの構築およびフレイルサポート薬剤師養成プログラムの開発とその効果の検証」が、日本薬剤師会の2023年度「薬剤師職能振興研究助成事業」に採択されました。
本研究では、ウエアラブル端末等のICTを駆使し、地域住民の健康データを継続的に収集する健康管理システムを構築します。同時に、フレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)の予兆をいち早く察知し、薬剤師が積極的にアプローチできるような「フレイルサポート薬剤師」養成プログラムを多職種とともに開発し、ICTで収集したデータからその効果を明らかにします。
本事業で育成したフレイルサポート薬剤師が対策を行うことで、地域住民の健康寿命の延伸に貢献することが可能となり、重症化の抑制や医療費の削減が見込まれます。また、本研究で構築したICTデータ管理システムは、フレイルの予兆をいち早く察知するだけでなく、他の潜在的な疾患も察知することができ、独居の高齢者に活用することで見守り機能としても活用することが期待されます。
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