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2024年02月06日

八王子キャンパス国際協力論Ⅱにおいて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所の担当者による特別授業を行いました

2023年12月6日(水)、帝京大学八王子キャンパスにて行われた、本学外国語学部国際日本学科教授 西岡淳が担当する国際協力論Ⅱにおいて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所シニア渉外担当官 工藤浩一氏を講師にお迎えし、難民問題と難民支援についての特別授業を行いました。

国際協力論Ⅱでは、国連を中心とする国際協力の仕組みと現状について、さまざまな分野を対象に取り上げ学んでいます。本授業は、外部の専門家や実務家の方がたに、国際協力の現場でどのような活動が行われているのか、講師ご自身の体験に基づいて話をしてもらう機会を設けているのが特長です。

国内避難民らを含む強制移動全体を表す世界の難民の数は一億人を超え、その解決は国際社会にとって最も緊急を要する課題の一つであるにもかかわらず、難民問題は深刻化の一途をたどっています。
工藤さんに、アフガニスタンやミャンマーなどでの難民支援の体験について詳しく説明していただき、現地の難民の生活状況の改善や異なるコミュニティー間の共存を図るために、危険を顧みずさまざまな困難と闘いながらも工夫を凝らし、情熱を傾けている工藤さんの姿に、多くの学生が強い感銘を受けていました。また、これまで難民問題は自分と無縁だと思っていた大多数の学生たちが、「工藤さんの講演を聞き、過酷な運命にさらされている難民の人びとの苦悩が想像できるようになった」「難民の人たちを助けるために自分にできることを少しでもやってみようと思った」などの感想が寄せられました。

本学は、UNHCR駐日事務所および国連UNHCR協会と連携した日本在住の難民を対象とする「難民高等教育プログラム(RHEP)」に参加し、現在2人の難民学生が本学で学んでいます。今後もSDGsをはじめとする国際社会の取り組みを教育の場で積極的に取り上げ、社会貢献につなげていきます。

帝京大学のSDGsへの取り組みについてはこちら
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