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2024年06月26日

板橋キャンパス三枝准教授が日本質量分析学会の奨励賞を受賞しました

2024年6月10日(月)?12日(水)、つくば国際会議場エポカルつくば(茨城県)にて開催された第72回質量分析総合討論会において、帝京大学薬学部臨床分析学研究室准教授 三枝大輔が日本質量分析学会の奨励賞(MSSJ RESEARCH AWARD)を受賞しました。
三枝准教授は、「質量分析法による微量リゾリン脂質分析法の開発」をテーマとした研究において、これまで分離分析が困難であった生体内リゾリン脂質を標的分子とし、長年LC-MS/MSによる超高感度定量法や、質量分析イメージング法による組織分布可視化に取り組み、多くの研究成果を創出しました。本賞は、質量分析学の進歩に寄与する優れた研究をなし、将来の発展を期待しうるものに授与されるものであり、三枝准教授のこれまでの研究成果が高く評価されての受賞となりました。
三枝准教授は、6月11日(火)に行われた授賞式ならびに受賞講演のなかで、「クロマトグラフィーや質量分析計を駆使し、分離分析に徹底してこだわることは、創薬における基礎あるいは臨床研究における高精度な分析データ取得に極めて重要である」と述べました。なお、三枝准教授は同日に「会誌賞」も受賞しており、本学の研究力の向上ならびに卒業研究を通した学生教育への貢献が大いに期待されます。

  • LC-MS/MS:liquid chromatography triple quadrupole mass spectrometry(液体クロマトグラフ-三連四重極型質量分析計)

三枝准教授についてはこちら
第72回質量分析総合討論会における受賞講演プログラムについてはこちら
日本質量分析学会についてはこちら

当日の様子01
当日の様子02

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