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2024年07月23日

八王子キャンパス日本語教員養成課程において教壇実習を行いました

2024年6月26日(水)~7月2日(火)、帝京大学教育学部教育文化学科教授 日野純子が担当する「日本語教育実践アプローチ」で教壇実習を行いました。当授業は日本語教員養成課程の必修科目として設置されており、日本語学習者に対する適切な指導?支援の態度を身につけることを目的としています。教壇実習は本学の日本語教育センターが担当する必修日本語科目の中で実施しており、同センター教員の指導を受けながら、事前の授業見学を経て留学生1?2年生に向けて授業を行っています。
1年生クラスの日本語ⅠAで「分類」をテーマに授業を行った下條優大さん(教育学部4年)らは、「授業見学の際に積極的に発言する学生が多くにぎやかなクラスだと思ったので、留学生に発言してもらう機会を多くして主体的に参加してもらえるように授業を組み立てた」と工夫した点について話しました。
2年生クラスの日本語ⅢAでは内堀里奈さん(教育学部4年)、田邊万由子?さん(外国語学部4年)が「反ばく」をテーマに、「小学生がスマホを所持することに賛成か反対か」という二つの立場から説得力のある文章を作成する授業を行い、留学生たちは接続詞を使いながら作文に取り組んでいました。内堀さんと田邊さんは「簡単な単語を使って留学生に伝わりやすい日本語を意識して話したり、時間配分に気を配ったり気をつけることが多かった」と授業での苦労を話しました。
本学の教育学部では、小学校教諭や英語科教諭の免許と並行して日本語教員の資格を取得することが可能です。また、教員を養成する学部?学科に日本語教員養成課程を設置している大学は全国でも珍しく、両方の資格を取得して卒業する学生が毎年一定数います。内堀さんらも同学部初等教育学科で小学校教諭をめざしながら教壇実習に参加しており、「外国にルーツを持つ子どもが増えて、支援が行き届いていない状況があり、そうした子どもたちの対応ができるスキルを身につけた教員になりたいと思った」と日本語教員の資格をめざしたきっかけを語りました。

帝京大学は今後も、外国にルーツを持つ子どもの学びをサポートできる教員や海外で日本語教育にかかわる人材など、国際社会で活躍できる人材を育成していきます。

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