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2024年09月04日

板橋キャンパス医療技術学部 鈴木教授が大学見本市2024~イノベーション?ジャパンに出展しました

2024年8月22日(木)?23日(金)、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された大学見本市2024~イノベーション?ジャパンに、帝京大学医療技術学部臨床検査学科教授 ?鈴木幸一が「CRADAR-i 革新的な核酸迅速診断法」をテーマに出展しました。

本展示会は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催で、大学の研究成果を企業関係者に対してPRし、広く共同研究などのパートナーを募る国内最大規模の産学マッチングイベントとして毎年実施しており、2日間で約11,000人が来場しました。
今回出展した「CRADAR-i 革新的な核酸迅速診断法」は、慶應義塾大学および国立研究開発法人 産業技術総合研究所との共同研究の成果で、核酸の同定に広く用いられているPCR法にくらべ、低コストかつ短時間での検出を可能にした画期的な核酸診断方法です。CRADAR-i法は酵素などの試薬が乾燥状態で含まれている室温保存可能な使い捨て型のキットで、ピペットや遠心機などの実験室設備が不要でどこでも誰でも簡単な操作で使用できます。また、DNAの一塩基変異の検出も可能です。これらの利点から、途上国やクリニックにおける感染症の診断、薬剤耐性菌やDNAの変異検出、遺伝子異常症の迅速診断に加え、農作物や食品の品種同定、動植物の感染症の迅速診断へも応用可能です。

本学のブースには、約100人が来訪し診断キットの仕組みやさまざまな活用?展望について多くの質問?議論や共同開発の希望が寄せられました。本展示会をきっかけに、本研究の発展と社会への実装が期待されます。これからも本学は、保有する知的財産を積極的に展開し、社会へ還元していきます。

医療技術学部臨床検査学科教授 鈴木幸一についてはこちら
CRADAR-iについてはこちら

当日の様子01
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