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2024年09月20日

板橋キャンパス本学学生が第8回ワンヘルスサイエンス学会学術集会で優秀賞を受賞しました

2024年9月14日(土)、佐賀大学鍋島キャンパスで開催された第8回ワンヘルスサイエンス学会学術集会において、帝京大学学生の加藤きらりさん(医療技術学部2年)、岩岡あやめさん(医療技術学部4年)、黒瀬遥香さん(薬学部6年)の3人がポスター発表で優秀賞を受賞しました。
本学会は人間?動物?環境の三者の健康のバランスが非常に重要なものであるとするOne Healthの立場から、医学?薬学?保健衛生学?獣医学?農学?理学?工学などの領域の研究者が集まり、新興感染症、人獣共通感染症、環境汚染などについての研究成果を報告し討論することで人間?動物?環境の健康に貢献することを目的としており、今回は「さまざまな生き物の健康づくり」をテーマに集会が行われました。

当日、加藤さんは「甲状腺機能に重要なヨード輸送体SLC26A7の転写因子TTF-1による発現調節」について発表を行い、2018年に新たに発見された先天性甲状腺機能低下症の原因遺伝子であるSLC26A7の発現調節機構について検討し、SLC26A7遺伝子プロモーター領域に活性を見出し、TTF-1結合による転写調節が行われている可能性を報告しました。
岩岡さんは「核酸の増幅と検出可能な簡便なPOCT法の開発」について発表を行い、これまで高額な機器や試薬が必要であったPCR法による感染症の原因菌の検出を、特別な装置が不要なPOCT核酸同定法としてどこでも誰でも簡便に行えるキット開発について報告しました。
黒瀬さんは「甲状腺における硫酸転移酵素は甲状腺刺激ホルモンと濾胞内サイログロブリンによって発現調節される」について発表を行い、甲状腺ホルモンの生合成?代謝過程における硫酸転移酵素の働きに注目し、その発現調節機構について報告しました。
これら発表の内容が高く評価され、今回の受賞へと至りました。今後も、3人の活躍が大いに期待されます。

第8回ワンヘルスサイエンス学会学術集会についてはこちら
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当日の様子01

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