2025年05月15日
2025年5月10日(土)、帝京大学文学部日本文化学科准教授 福井淳哉が、大阪?関西万博「北京ウィーク」文化行事の一環として中国館多機能ホールにて開催された「筆と墨がつなぐ友情―日中書道交流会」で揮毫を披露しました。本イベントは日中双方の代表書家による席上揮毫を通して、書の芸術を媒介とした文化的対話の場として企画されました。
日本書家の代表として参加した福井准教授は、まず正岡子規による春の句「島々に 灯をともしけり 春の海」を全紙縦に大字かなで揮毫しました。また、日中それぞれの書家代表7人、計14人が一文字ずつを担当して一編の漢詩を共作するという合作では福井准教授は「是」の字を担当しました。
その後の懇談会では中華人民共和国駐大阪総領事 薛剣氏より福井准教授に対し、日本のかな書についての具体的な質問が寄せられる場面もありました。薛総領事は漢字文化圏にありながら独自の展開を遂げたかなの造形と筆法に深い関心を寄せられ、両国の文字文化の対話として極めて象徴的な交流の瞬間となりました。
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