実務出身の教員による実学教育

経済学部は、実学重視の教育を推進し、企業、官庁、マスコミなど各界の第一線で活躍してきた実務経験豊富な教員を多数擁しています。ビジネスや行政の現場で培った経験と、長年の職務経験から得た知識、築き上げたネットワークで得た、生きた情報が指導に直接的に生かされ、学生の創造力と競争感覚を磨きます。
朝起きたら洗顔?歯磨き?トイレで水道を使い、通学や移動をする時には道路や地下鉄を利用します。公立の小中高の授業料は無料です。緊急時には110番?119番に無料で通話ができます。これらは全て財政によって提供されており、財政は私たちの日常生活と深くかかわっています。つまり、財政学は、日常生活のあり方を学ぶ身近な学問と言えます。18歳以上の日本国民は有権者です。有権者はいわば日本国の株主であり、日本国の経営方針、つまり市民生活のあり方を選挙という株主総会で意思表示することが求められます。脱税するとどうなるか、最近よく耳にするホテル税とは何か、日本の税金は高いのか、財政赤字の日本は今後どうなるかなど、皆さんが抱く素朴な疑問を想定し、実務での実体験を用いて「実社会を生き抜く力」の育成をめざします。
髙井 正教授 TAKAI Tadashi
1989年早稲田大学を卒業後、神奈川県庁へ入庁。主に税務行政に従事(差押え?査察(強制調査)?訟務(租税裁判)?法務(税条例立案))。2005年(財)東京市政調査会?主任研究員(全国自治体調査等に従事)。2012年帝京大学教員。神奈川県川崎市?同箱根町研究会委員。
グローバル経営、コーポレートガバナンス、財務会計、人的資本など、企業経営に不可欠なテーマを横断的に学びます。北米?欧州?豪州?中国?インドを含むグローバルな経営実務の経験、CFO?CHRO(財務最高責任者?人事最高責任者)としての知見を生かし、国内外の企業事例を取り上げながら、成長戦略や経営課題について多面的に考察します。講義では、理論と実務の両面から理解を深めるとともに、みなさんが自ら問いを立て、主体的に考える力を養うことを大切にしています。ディスカッションを通して、多様な視点に触れながら、変化の激しい時代に求められる広い視野と行動力を身につけてください。実社会との接点を意識した学びは、皆さんの将来のキャリアや進路選択にもきっとつながっていくはずです。
黒木 彰子教授 KUROKI Shoko
慶應義塾大学理工学部卒、カナダマギル大学経営学修士、慶應義塾大学大学院Executive MBA取得。金融機関、外資系コンサルティング会社、大手テクノロジー企業、中堅プライム上場企業の取締役CFO?CHROを歴任し、2022年帝京大学経済学部教授に就任。本学就職委員および企業開拓委員も務める。現代企業論(TAEP)、産業企業研究(TAEP)、経営組織論、キャリア入門、ゼミを開講。厚生労働省管轄の公的年金資産運用委員会委員長代理なども務めている。
ビジネスは「生きもの」です。マーケティングも理論(theory)通りやればうまくいく訳ではありません。特に国際ビジネスにおいては、その国の歴史や文化、そして地理や政治といった「地政学」を知らずに良いビジネスはできません。 本講座では、「地政学リスクと国際ビジネス」の関係性を、総合商社で欧州?中東?アジアの計5カ国に20年駐在し、トレーディング?海外投資?事業経営など国際ビジネスの最前線に携わってきた教員が、企業での実体験やビジネスの実例を交え講義します。 激化する地域紛争や国際テロ、加熱する大国間の対立、緊張高まる地域情勢など、世界で起きている問題が身近なビジネスにおよぼしている影響を踏まえつつ、マーケティングを始めとする国際企業の戦略が、「いかに立案?実践されているのか」について、考察していきます。
塚田 直城教授 TSUKADA Naoki
大阪府出身。同志社大学大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了。1986年、三菱商事株式会社入社。トレーディングや事業投資といった国際ビジネスでの実績に加え、欧州の全社拠点長として海外拠点や合弁事業の経営、企業誘致、現地政府対応などを担った。 2024年、帝京大学経済学部教授に就任。マーケティング(講義)、国際関係学(演習)のほか、就職活動の支援を含めたキャリア育成の講座を開講、本学の就職委員も務めている。
京王グループでの業務経験や中小企業診断士としてのノウハウを生かして、より実務的な講義を行っています。例えば、京王グループや鉄道会社、旅行会社の経営幹部を招へいし、最新の業界動向や各社の取り組みについて講義を行うことで、学生にタイムリーで実践的、かつ、就職活動にも役立つ情報を提供しています。さらに、希望者には、普段はあまり見ることのできない京王電鉄の工場等も案内しており、現場での作業の進め方や実際の就業環境を感じとってもらえるような取り組みを行っています。ほかにも、高齢者住宅での業務経験と介護の資格を生かし、大学近隣の高齢者施設に学生を連れ、ボランティア活動を行っています。
岡崎 好典教授 OKAZAKI Yoshinori
1986年明治大学卒業後、京王帝都電鉄(現京王電鉄)株式会社に入社。総務法務コンプライアンス、レストラン事業、高齢者住宅事業等に従事したほか、電鉄を含めた京王グループ各社の内部監査業務に携わる。2009年に明治大学大学院商学研究科博士後期課程を修了。2020年に中小企業診断士として登録。2022年に現職。特定非営利活動法人日ロ交流協会副会長も務めている。