帝京大学高等教育開発センターは、教員の授業力?教育力の向上、授業改善の進展をめざして、さまざまな研修会、研究会を企画し、精力的に実施しています。
教育学部FD委員会は、教育活動を担う学部教員の資質?能力の向上をめざして、年間数回の「研究会」の開催、教員同士が授業を見合う「授業公開週間」の設定、『自己点検?自己評価報告書』の作成などに取り組んでいます。
また、教員が「学生理解」を深めることを目的として、毎年度、教育学部の全学生を対象として「学生生活実態調査」を実施しています。アンケート項目は学生も参加して作成しており、授業についての質問項目も含まれています。調査結果については、教員の研究会で検討しています。
「教員養成の高度化」の社会的要請に応えて、全学の教員養成課程や教職センターは帝京大学教職研究科と連携協力をしています。具体的には、大学院への進学を容易にするシステムとして、学部と大学院との一貫連携プログラムを実施しています。
教職希望者のモチベーションを高めるために、「教職実践演習」の授業内において本学卒業の現職教員による講演会を行ったり、近隣の中学校?高校への授業見学を行っています。
また、教育の専門家としての確かな力量を付けるために読書を推奨し、「教職論」の授業内において、学生が自ら学ぶために「聴く力」「読む力」「考える力」「まとめる力」「発表する力」を身に付けるための工夫をしています。一例として、学生が4人グループで資料を読んで話し合い、教師が提示した課題について授業の時間内にレポートを書くことに取り組んでいます。
教員同士が相互に授業を参観し情報共有することで、授業内での学生の学びを確認し、各教員が質の高い授業を創るため、授業改善に努めています。
栃木県総合教育センターが開催する「とちぎの教育未来塾」の研修に学生の参加を促しています。ここでは、地域の教師や教職をめざす他大学の学生たちと交流をすることができ、実際の学校現場で指導に当たっている若い教員と共に学ぶことを通して、教師としての基本的な事柄を理解し、教職に対する情熱?使命感を高めることができます。また、教員と学生等が共に学び合う少人数のグループ協議も行われています。