- 八王子キャンパス
医療技術学部 スポーツ医療学科 健康スポーツコース
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人びとの健康に貢献するスポーツ指導者?
教育者?トレーナーを育成します
あらゆる世代のスポーツ技術の向上、それに伴う健康のサポートまで、幅広い医療関連知識とスキルをもとに的確に判断し、対応できる力を育てます。
テーピング&コンディショニング実技
テーピングとは、ケガの応急処置、再発防止、予防などを目的に、伸縮テープなどを用いて主に関節を補強するものです。授業では部位の解剖学、テーピングの目的や効果といった講義の後に、実技を行います。学生同士でお互いに巻き合う実習では、アスレティックトレーナー(AT)と選手の立場を理解しながら、専門的な学びへのモチベーションを高めていきます。
東京マラソン?横浜マラソンでのボランティア活動
毎年開催されている「東京マラソン」および「横浜マラソン」に、本学科の学生がボランティアとして参加しています。この活動は毎年行われており、車いすによる傷病者搬送や救護所での支援活動を行っています。ボランティア活動を通して、救急医やアスレティックトレーナーがどのようにして現場で活動しているのか、実際の傷病者に対してどのようなケアを行うことができるのかなどを体験することにより、実践力を身につけていきます。
アスリートのサポート設備を備えたトレーニングセンター
2008年にアスリートの健康管理とスポーツパフォーマンスの向上、さらにはスポーツ医学の発展に貢献することを目的として「トレーニングセンター」が設立されました。アスリートの生理的?機械的運動機能を測定するための研究機材や、最新のトレーニング機器、身体のケアにかかわる設備等を装備し、本学ラグビー部や駅伝競走部、チアリーディング部を中心とするアスリートたちのサポートを行っています。
ライフケアにかかわる幅広い知識と技術を身につけます
近年、スポーツはアスリートだけのものではなく、生涯スポーツとして多くの人びとにもなじみのあるものとなっています。本コースでは、スポーツを通して広く健康の維持?増進に貢献できる人材を育成します。
スポーツに関する幅広い分野から、自分の学びたいテーマについて研究します
3年次必修となるゼミでは、スポーツの実践的な指導法および健康増進のためのトレーニング法、また、スポーツ経営や選手の栄養管理、アスレティックトレーニングなど、スポーツに関連するさまざまな分野の中から自分の学びたいテーマを選び、より深く学びます。
本コースではライフケア分野で活躍するスペシャリストを育成します。豊かな人間性と国際性を素地として、人間を多面的に理解するためのカリキュラムを編成しています。1年次に基礎となる知識を習得し、2年次より一部の分野では演習?実習が始まります。実習を多く行うことで、より実践的に学んでいます。
教職実践演習
本授業では、4年間の教職課程で学んだ教科に関する科目および教職に関する科目の知見を総合的に結集するとともに、教育実習等で得た学校現場の視点を取り入れながら、その内容の整理と統合をします。具体的には、「履修カルテ、実習日誌などを活用し、自己の教育専門家としての資質能力の理解と課題の把握」、「模擬授業等を実施し、教員としての表現力や授業力、児童?生徒の発育発達段階や個に応じた授業づくり、集団での学習姿勢を育む指導法等の再確認」、「教育実習等の経験を基に、学級経営案を作成し、実際の事例との比較等を通して、学級担任の役割や実務、他の教職員との協力の在り方等の確認」、「いじめや不登校、体罰問題、支援を要する教育、今日の教育課題に関しての役割演技(ロールプレイング)や事例研究の実施」などを行い、4年間の教職課程の集大成として、身につけた資質能力が、教育者として必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて確認をするとともに、履修を通して、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ります。
保健体育科教育法
本授業では、保健体育科の教員に必要な知識や技能を身につけるとともに、それらを教育現場で発揮するための「実践的指導力」を段階的に高めていきます。頭で理解していても、自分が上手に運動できても、それらを子どもたちに分かりやすく教えられるとは限りません。優れた教員は、各発達段階で教えるべき指導内容が何なのかをしっかりと把握した上で、目の前にいる子どもたちの知識?技能レベルに応じた授業を展開します。また、自身の授業を振り返り、次の授業に向けたプランを再構築する作業も欠かせません。本授業では、このような教え上手な保健体育科教員の養成をめざし、講義や実技のほかに、実際に教員役となって模擬授業を計画?実施?省察する活動もまじえながら授業を進めていきます。
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運動処方
現在の日本は超高齢社会に入り、いかに毎日を健康に過ごせるかが大切になってきています。運動はそのために必要なものの一つです。
運動や食事、睡眠など、毎日の生活習慣は私たちの健康と大きくかかわっています。生活習慣は病気にも関係します。運動はその生活習慣病を改善させる力を持っていますが、健康のための運動を安全に効果的に行うには、一人ひとりに合った運動プログラムを作成しなくてはなりません。安全で効果的な運動プログラムを作成するために、生活習慣の乱れからくる病気などの知識を習得するほか、対象者や目的が異なる運動処方を作成する基礎理論についても学びます。また、中高齢者の運動を指導する者として、生活習慣病やメタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム、介護予防など、その疾患や状態を理解し、運動時に注意すべきことも踏まえて、個人に合った運動処方を作成することを目標に授業を進めていきます。さらに、運動負荷試験も実施し、測定の手順や注意点についても学ぶことで、「運動処方」の内容をさらに深めながら、現場の運動指導士として健康に生きていくためにできることを考えていきます。
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アスレティックリハビリテーション概論
本授業は、(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー?トレーニング指導者(JATI)?障がい者スポーツ指導者の資格取得を希望する学生の必修科目です。
アスレティックリハビリテーションとは、傷がいが起こってから、スポーツ活動に復帰できるよう身体能力を戻す事を目的としています。本授業では、アスレティックリハビリテーションの基本的な知識を理解し、基本用語を学び、今後ステップアップしていくための土台を作ることを目的としています。また、技術的な知識だけではなく、実際に選手のアスレティックリハビリテーションを行う際の声かけのポイントや、接し方の注意点などについても学習します。
スポーツコンディショニング論
アスリートやスポーツ現場において「コンディションが良い」とか「コンディショニングが上手く行った」などといった言葉をよく耳にします。では、「コンディション」や「コンディショニング」とはどういう意味を持つのでしょうか。(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー教本によると、コンディションとは「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因」、そしてコンディショニングとは「ピークパフォーマンスの発揮に必要なすべての要因をある目的に向かって望ましい状況に整えること」と明記されています。この授業では、コンディションとコンディショニングに関係する全ての要因を、身体的?環境的?心因的因子などのさまざまな側面からとらえながら学んでいきます。
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衛生学?公衆衛生学
衛生学?公衆衛生学は、地域?職域?国などさまざまなレベルの集団を対象とし、生物学的?化学的?物理的な環境、社会経済的状況、構成員の素因や行動といった要因が、集団の構成員の健康にどのように関連するかを解析することで、病気の予防と健康の保持?増進をめざす実践的学問であり、人びとが健康に暮らすために必要な社会のしくみを支えるものです。超高齢化を迎える日本社会は多くの問題をかかえており、運動や食事などライフスタイルにかかわって個人が取り組むべき課題がある一方で、医療?保健?福祉?労働?環境にかかわる制度?規制を少子高齢化にどう対応させるかといった行政が取り組むべき課題もあります。本授業では、人びとの健康を守るため、日本にはどのようなしくみがあって、それらがどのように機能しているのかを学ぶとともに、自分や家族、ともに社会で生きる人びとの健康の保持?増進のために今何が重要か考えていきます。
実際の現場で求められる技術や指導力について学び、卒業してから社会で活躍できる力を育てます。また、実習を通して人とのやり取りを行うなかで、コミュニケーションについても学びます。
スポーツ方法実習Ⅰ(バスケットボール)
本授業は、保健体育科の教員をめざす学生にとって重要な科目です。中学や高校における体育の授業の中で、バスケットボールを指導展開する事例が多いことや、何より競技人口が男女ともに多いことがその理由です。しかしながら、近年の学生たちはこれまで部活動で自分が行ってきた競技は得意でも、それ以外は苦手というケースが多く、バスケットボールのシュート、ドリブル、パスの技能もさまざまなレベルです。この授業においては、これらの基本的な技能修得はもちろんのこと、基本戦術や試合分析、審判法など、プレーのやり方以外の側面も学修します。
授業指導法(陸上競技)
学習指導要領で取り扱う陸上競技(走?跳?投)の種目を取り上げ、学校教育および地域でのスポーツ活動の指導に必要な理論と技術、指導法を模擬授業などの実践的な学習により習得することをめざします。具体的には、「中?高保健体育科教員免許取得をめざすために陸上競技の基本となる理論?技術」、「安全管理(事故防止、危険回避)も含めた指導方法および、発達?学習段階に応じたトレーニングの方法の理解と実践」、「指導上の留意点や配慮事項の考慮、技術指導のための模範」を示せるようにします。
そのため、「学習指導要領」に示されている種目の技能を身につけ、一定記録に達することをめざすとともに、陸上競技の指導をする上で必要な理論?知識の獲得や、上記実技にかかわる指導案の作成をし、模擬授業を実施します。
運動処方演習
本授業は、4年次の健康運動指導士資格取得のための集大成となる科目の1つです。高齢者や疾病を有する対象者の運動処方作成の前提として、運動負荷試験は欠かせない検査です。よって、トレッドミルおよび自転車エルゴメータでの運動負荷試験中の血圧?心拍数?心電図?血中乳酸?ガス分析の測定、そしてこれらのデータをもとにした運動処方を現役の医師が指導しています。
健康運動指導士現場実習
運動処方演習と同じく4年次に開講されている健康運動指導士資格取得のための集大成となる科目の1つです。栃木県にある(一財)日本健康財団において2週間の合宿形式で実施しています。一般スポーツクラブでの運動指導や施設管理に関する研修に加え、市町村の高齢者指導や転倒予防教室や企業での運動指導を体験します。
スポーツ現場実習
本学は大学トップレベルの運動部を数多く有しており、その中で、実際の競技現場でアスレティックトレーナーがどのような仕事をしているか見学します。また、学生のスキルアップとともにアスレティックトレーナーの活動であるアスレティックリハビリテーションやコンディショニング、傷がい評価などの指導を受け、実際にメニューの作成や、傷がい評価を行い、選手への指導やチーム活動など多くの活動に参加し、アスレティックトレーナーに必要な知識を深めていきます。他にも学生同士の発表を行い、多くの知識を共有する現場実習報告会を行い専門知識を高めていきます。このような経験をふまえて、(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格取得をめざします。
エアロビックダンスエクササイズ実習
エアロビックダンスエクササイズは、リズミカルな音楽にのって色々なステップを踏む運動で、全身持久力が高まり生活習慣病予防やストレス解消にも役立ちます。この授業ではフィットネスインストラクターになるために必要な実演能力と指導能力、そしてプログラミング能力を身につけ、ADIや健康運動指導士、健康運動実践指導者などの資格取得をめざします。基礎編では、音楽に合わせ基本的なステップを習得し、正しくダイナミックに動けること、さらには見本を見せながら動き方を指導するスキルを身につけていきます。応用編では、実演?指導スキルに加えオリジナルのプログラムを作成し、より高い指導スキルを身につけることを目的としています。3面鏡張りのスタジオでは自分の動き方をチェックしたり、グループエクササイズのインストラクター役になり模擬指導を行っています。リズミカルな音楽と学生達の元気なかけ声がスタジオ中に響く授業です。
GPA(Grade Point Average)制度の導入の趣旨は、1. キャンパスとして統一した基準を作成すること、2. 公平性に優れた基準であること、3. 国際的に通用する基準であることとし、学生の学修の成果をGPAという客観的な数値で評価するものです。またこの制度は、欧米の大学で採用されている成績評価制度に概ね準拠しており、海外留学、海外の大学院進学、外資系企業への就職などの際に学力を証明する指標として、海外でも通用する成績評価制度となっています。
区分 | 評価 | GPA | 成績評価基準 | 評価内容 | 英文内容 |
---|---|---|---|---|---|
合格 | S | 4.0 | 90点以上 | 特に優れた成績を表します | Excellent |
A | 3.0 | 80点台 | 優れた成績を表します | Good | |
B | 2.0 | 70点台 | 妥当と認められる成績を表します | Satisfactory | |
C | 1.0 | 60点台 | 合格と認められる最低限の成績を表します | Pass | |
不合格 | D | 0.0 | 60点未満 | 合格と認められる最低限の成績に達していないことを表します。また、授業等の出席日数不足および当該授業における試験の未受験等も含みます | Failure |
対象外 | N | - | - | 編入や留学等により他大学等で修得した科目を本学の単位として認定したことを表します(単位認定科目) | Credits Transferred |
履修登録をします。CampusSquareを利用しWeb上で履修登録を行い、履修確認もしっかり行います。春期?秋期、それぞれに行う必要があります。
授業に出席します。授業は全部で15回です。(春期?秋期とも)
授業をよく聴き、教科書や参考書を熟読し理解を深めましょう。通常は、週1回の授業に対し予習?復習に各2時間が必要です。したがって、1日2科目の授業があると、予習復習で8時間必要になります。
すべての授業において、初回の授業から必ず出席してください。また、それに間に合うように教科書を購入しておくと良いでしょう。
科目によって試験を受けることや、レポートを提出することがあります。(評価方法は担当教員によって異なります)
S?A?B?Cの評価がついた場合は、合格となり、単位を修得したことになります。なお、D評価の場合は不合格となり、単位を修得できていないということになります。必修科目でD評価となると、翌年度以降再履修しなければなりません。
また、単位を修得した科目は、再度履修することはできません。
科目群 | 卒業要件単位数 | 備考 | |
---|---|---|---|
基礎分野 | 必修 | 18 | - |
選択 | 16 | 余剰単位は共通専門分野へ算入する | |
専門基礎分野 | 必修 | 24 | - |
専門分野 | 選択 | 14 | 余剰単位は共通専門分野へ算入する |
共通専門分野 | 選択 | 52 | - |
合計 | 124 | - |
科目群 | 卒業要件単位数 | 備考 | |
---|---|---|---|
基礎分野 | 必修 | 6 | - |
選択 | 20 | 余剰単位は共通専門分野へ算入する | |
専門基礎分野 | 選択 | 98 | - |
専門分野 | 選択 | ||
共通専門分野 | 選択 | ||
合計 | 124 | - |