大学時代の4年間、学生広報スタッフとして高校生に帝京大学の魅力を伝える活動を行っており、学生ならではの視点でアイデアを出して発信していました。
代表的な例で言えば、八王子キャンパスのマスコットキャラクターである「てぃーぼー」を作ったことや八王子市のご当地グルメである「八王子ラーメン」を学食のメニューに導入したことなどです。
アイデアを実現させるまでには非常に多くの方にコンタクトを取って了承を得る必要があり、楽しいことだけではなく苦労もありましたが自分の通っている大学の魅力を多くの人に知ってもらいたいという気持ちが原動力になりました。学生時代に試行錯誤した経験や磨いたプレゼンテーション力が現在の仕事にも活きていると感じています。
パナソニックを志望したのは、創業者(故?松下幸之助氏)の「物をつくる前に人をつくる」という考え方に惹かれた部分が大きいです。人の育成を重視した姿勢に惚れ込んで本を読み漁りましたし、生活に密着した最先端の製品をつくっている会社というイメージがありました。学生時代に広報スタッフとして活動していたことから就職後も広報活動に携わりたいと考えていましたが、心から理念に共感して最先端の製品をPRできる会社はパナソニックしかないと思いました。
入社後の5年間は法人向けの営業を経験し、2020年4月から広報担当としてメディアの方とのコミュニケーションを通じて自社の情報発信を行っています。
自分が発信した情報が新聞やテレビで大々的に報じられることもあるので、大きなやりがいと責任を感じながら日々の業務に取り組んでいます。
これからも、つねに最先端の商品をつくり続けるパナソニックの魅力をより一層広めていけるよう邁進したいと思います。
優しく、ときには厳しく導いてくれる穏やかで先生のような社員が多いところです。人を育てることに重きを置いている会社ですので、「人の話を聞く姿勢」が広く浸透しています。人生経験豊富な先輩方の話は非常に勉強になりますし、私にとっては大学や大学院のさらに上にある学校のような多くのことを学べる場所です。
創業者である松下幸之助が伝えてきた経営理念が社員にしっかりと浸透しているところです。「どう社会の役に立てるか」を社員全員が常に考え、実践していると感じます。全員のベクトルが合っているからこそ、幅広い領域の事業を行っても円滑な意思疎通ができ、協力し合える環境が醸成されているのだと思います。
1970年の大阪万博で展示された「人間洗濯機」。多くの来場者を賑わせた。
お客様の話にしっかりと耳を傾けられる人が活躍していると思います。弊社の製品には非常に高価なものもありますので、自分の都合を押し付けるような提案では信頼を得ることはできません。お客様の話から本当に必要としているものを見極めた上で提案?アフターフォローを行うことが大切だと思います。
広報の仕事は情報を発信するだけではなく、「広聴」としての機能も重要です。弊社の情報を報道するメディアの方にどう見られているのか、消費者の皆さまは弊社に何を求めているのか。そうした社外の声から得た気付きを経営に活かしていく。「聴く力」は非常に大切だと思いますし、活躍している人が備えている素養だと感じます。
気になる会社があったら、まずはホームページやこれまでのプレスリリースをしっかり読んでみるのがおすすめです。自分が情報を発信する立場だからこそ強く感じるのですが、ホームページやプレスリリースは会社の理念や特色、世間に伝えたいことが凝縮された内容になっているので企業研究に非常に役立つと思いますよ。
関心の薄い分野やよく知らない分野も含めて幅広く業界?企業研究をしてみるのが良いと思います。たくさんの人や情報に接することで自分が持っているイメージとの違いに気が付くなど新たな発見もあるはずです。また、難しいかもしれませんが10年後など将来のことも含めて考えてみて欲しいですね。