2022年03月15日
2022年3月7日(月)~9日(水)の3日間に渡り、帝京大学アジア国際感染症研究所(ADC)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援事業「さくらサイエンスプログラム」の一環として、2021年に本学とMOU(国際交流協定)を締結したハノイ国立小児病院をはじめベトナム国の病院?大学の医師、看護師、研究者ら計13人とオンラインにて交流会を実施しました。
本プログラムは産学官連携により、海外の若者を日本に招へいし、日本の科学技術を体験する事業です。新型コロナウイルス感染症により諸外国との往来制限が長期化している中においても各機関の国際化や交流の継続を促進するため、実際の招へいに替えてオンラインでの実施となりました。ADCの計画した交流プログラムは、ベトナムの若い医療従事者らを対象に本研究所ならびに帝京大学医学部附属病院における「医療安全」「感染症制御」「危機管理」「バイオセーフティ」をテーマに、これら理論?技術を理解?習得してもらい、ベトナムにおけるこれら技術の推進に役立てることを目的としました。実施期間中は本学の各専門分野の先生方によるスライドや動画使った講義のほか、実験室や実験の様子や本学附属病院小児科内の様子を映像配信しながらの説明を行い、同じ専門分野、興味のある分野の講義に熱心に傾聴する様子が見受けられ、また積極的な質疑応答もなされました。医療業務を長期間止めることなく参加できるなどオンラインのメリットを最大限活用した非接触でありながらも新たな刺激を受けることのできる充実した交流の場となりました。
これからもADCは、産学官の緊密な連携により、科学技術を通して国際交流を深める架け橋となるべく努めてまいります。
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