2022年06月01日
帝京大学は、帝京スタディーアブロードセンター日本語予備教育課程の学生募集を2022年度より停止することを決定しました。
本課程は、日本の大学や大学院への進学をめざす留学生のために1990年に設置しました。日本語を用いて、大学や大学院で専門分野を学ぶことを前提にカリキュラムを設計し、校外学習や日本人学生とのディスカッション授業を通して、生きた日本語を学び、十分な日本語能力により大学での勉学で成果を上げることができる人材を育成することを目的としたものです。
しかし、近年、国内外で数多くの日本語教育機関が設立され、一定の日本語能力を身につけたうえで入学する留学生が増加し、日本語教育における日本語予備教育課程の役割や機能が変わりつつあります。加えて日本企業での就職を望む学生が増加する中で、本学としては日本語予備教育課程を発展的に解消し、学部留学生の日本語?日本事情教育をさらに特化するために、日本語教育センターを設置することとしました。
今後は日本語教育センターを中心に、留学生の日本語科目の充実を図り、高度な日本語運用能力と日本文化および社会への知識を有した、国内外で活躍できる高度外国人材の育成に努めてまいります。