本研究室では、環境や社会に適した情報システムの実現と、教育分野への適用を中心とした情報技術の研究、開発を行っています。環境や社会に適した情報システムの実現に重要なヒューマン?コンピュータ?インタラクションの研究も行っています。また、これらの研究において技術的な柱となるコンピュータソフトウェアについても工学的なアプローチで研究しています。
研究においては新しいアイディアの創出が欠かせません。本研究室ではメンバーが自由にアイディアを語りあえる環境作りを心がけています。技術面ではプログラミング能力の向上に重点を置き、ソフトウェア開発の現場で即戦力となるような人材の育成を研究活動を通して行っています。
教員名?所属 | 水谷晃三 / 理工学部情報電子工学科 |
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専門分野 | 情報システム学、Web工学、ソフトウェア工学 |
研究テーマ | 環境や社会に適した情報システムの実現や教育分野へのITの適用 |
研究キーワード | 情報システム学、Web工学、ソフトウェア工学 |
教員紹介URL | https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.276949828607adc2.html |
利用者の活動にFollowableなコンピューティング環境の研究
本研究ではデバイス(PC、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなど)を用いる従来のようなHCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)とは異なり、デバイスを持つことなく使用できる新しい形のコンピューティング環境の実現方法を研究しています。利用者の活動に追従するようにしてUI(ユーザインタフェース)が提供されるため、デバイスを携帯したり身につけたりする必要がありません。従来型のHCIの多くの問題点を解決できるようになるほか、より自然な形でコンピューティング環境が利用できるようになると期待されます。
プログラミング学習の支援方法および技術の研究
小学校でのプログラミング教育の必須化に伴い当分野への関心が高まっていますが、本研究室では制御構造の理解とプログラム要件との関係理解に着目した研究を行っています。特に、複雑な制御構造はScratchなどのような入門者向けのビジュアルプログラミングにおいても理解が困難になりやすく、初学者にとってのハードルとなっています。 そこで本研究では、制御構造における変数の値変化と役割の理解を目的とした独自の図表現によるプログラミング学習支援方法を検討し、実際に支援ツールを開発する取り組みを進めています。
新しいWeb技術を活用したインタラクティブな教育環境の研究
授業中の教授者と受講者のインタラクション(相互関係)を支援するシステムとしてクリッカーなどのClassroom Response System(CRS)が活用されています。従来型のCRSはシステムの導入や運用に手間がかかり、機能面でも十分とは言えませんでした。本研究では、従来のCRSの問題点をシステムアーキテクチャから見直すことで解決することを目的としています。具体的には、最新のWeb技術を適用することでCRSの利用を容易にするとともに、ディープラーニングなどの人工知能(AI)技術の導入により受講者ごとの学習支援を行うなどの機能の実現を試みています。
題名 | 雑誌名 | 研究室 | 内容 |
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Proposal for Deviceless Learning Environments Instead of Environments Using Smart Devices | Proceedings of the 27th International Conference on Computers in Education | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
題名 | 雑誌名 | 研究室 | 内容 |
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System Architecture and Predictive Experiment for an Automatic Learning Support Function on Classroom Response Systems | Proceedings of the 25th International Conference on Computers in Education | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
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ダイナミックプロジェクションマッピングによるデバイスレスな教育学習環境の提案 | 第44回 教育システム情報学会 全国大会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
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演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
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Webベースのクラスレスポンスシステムにおける端末センサの活用方法の検討 | 第15回情報科学技術フォーラム(FIT2016) | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
Classroom Response System における応答状況に基づく自律的な学習支援機能の検討 | 情報処理学会 第79回全国大会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
制御構造における変数の値変化と役割の理解を目的とした独自の図表現によるプログラミング学習支援の研究 | 情報処理学会 第79回全国大会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
大学のプログラミング教育のためのルーブリックの検討 | 情報処理学会 教育学習支援情報システム研究会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
大学のプログラミング教育における反転授業とルーブリックによる自己評価の導入 | 教育システム情報学会 全国大会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
反転授業で行われる大学のプログラミング教育に対する上級生によるグループ指導の導入 | 情報処理学会 コンピュータと教育研究会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
協働的教授モデルのプログラミング教育への適用 | 大学ICT推進協議会 年次大会 | 水谷晃三研究室 | 詳細 |
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先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。