現在、人間と機械のコミュニケーションは人間同士のそれに遠くおよんでいません。これは機械の言語以外の情報伝達能力がまだまだ不十分であるということだけではなく、そもそも人間同士がどのような情報をやりとりしているのかということすら解明できていないことに起因します。本研究室では、コミュニケーションにおいてやりとりされている情報がどうのようなもので、そしてどのように伝達しているのか。さらにその情報をコンピュータとやりとりするための研究を行っています。
教員名?所属 | 永田智洋 / 理工学部情報電子工学科 |
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専門分野 | 音声情報工学、 計算機工学 |
研究テーマ | ノンバーバル情報を表現可能な音声合成に関する研究 |
研究キーワード? | ノンバーバル?コミュニケーション、感情認識、音声合成、機械学習、社会的シグナル |
教員紹介URL | https://www3.med.teikyo-u.ac.jp/profile/ja.a5bf045f289ab291.html |
対話音声合成
一般に、音声は言語的なメッセージを伝達するためのメディアだと考えられています。しかし、コミュニケーションの場面においては言語的なメッセージだけではなく、感情や態度といった非言語的なメッセージも伝達しています。本プロジェクトでは、そのような火言語的なメッセージを表現するための音声合成技術について研究しています。
笑い声の合成
人間は言葉だけではなく、さまざまな方法で情報を伝達しています。「笑い」もそのひとつです。笑いはコミュニケーションにおける潤滑油とも呼ばれることもあります。苦笑いや冷笑、嘲笑といった笑いに関する表現が多いように、笑いが伝える、あるいは伝わる情報は非情に多様です。本プロジェクトでは、この多様な笑いをコンピュータで合成しわけるための研究を行っています。
題名 | 研究室 | 内容 |
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Dimensional paralinguistic information control based on multiple-regression HSMM for spontaneous dialogue speech synthesis with robust parameter estimation | 永田研究室 | 詳細 |
演題名 | 学会名 | 研究室 | 内容 |
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対話文脈エンコーダを利用した対話音声合成 | 日本音響学会 | 永田研究室 | 詳細 |
先生方が日々取り組んでいる研究について、どのようなきっかけで取り組むようになったのか、その研究はどのような形で社会に生かされていくのかなど、研究室紹介だけでは紹介しきれない内容や、普段なかなか知ることのできない先生方の研究に対する熱い思いなどをご紹介します。