急速に進歩するバイオサイエンスの世界では研究環境の充実が非常に重要です。バイオサイエンス学科では、微生物の大量培養に用いるジャーファンメンターなどの培養装置、GC-MSや高速液体クロマトグラフィーなど各種分析機器、レーザーマイクロダイセクションや電子顕微鏡といった観察機器など施設?設備を充実させ、教育?研究を強力にサポートしています。
植物の生長を研究する際に、遺伝子変異体を含むさまざまな植物を栽培します。
温度、湿度、照明(明暗サイクル)などマウスの飼育環境を一定に保持し、研究に使用する遺伝子改変マウスの飼育?繁殖を行います。
微生物の大量培養に用いる装置です。培養条件を一定にすることで安定した微生物の培養ができます。
生体からの抽出物や薬品中などに含まれる微量成分の同定や、定量解析などに使用します。試料のイオン化方法や、検出方法によって様々な種類があるため、目的や試料の性質に応じて使い分けます。
培養された微生物から有効成分を分離?検出から単離、さらには有効成分の同定?定量まで広く対応できる装置です。
組織切片を直接質量分析し、得られた情報をもとに生体分子のイメージングができる装置です。
DNAの塩基配列(A,C,G,Tの並び方)を解析する装置です。RNAの場合は、RNAをDNAにつくり変えて調べます。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による遺伝子断片の増幅を経時的(リアルタイム)に測定することができる装置です。目的遺伝子の定量的発現解析に使用します。
生体からの抽出物や薬品中などに含まれる微量成分の同定、定量解析などに使用します。試料のイオン化方法や、検出方法によってさまざまな種類があるため、目的や試料の性質に応じて使い分けます。
物質を形作る原子からの信号を観測して、タンパク質や核酸などの分子の構造の解明や機能を研究します。
脳機能解析を行うために神経細胞の電気的な特性を調べる装置です。近赤外線カメラを取りつけた顕微鏡下で電極を刺してマウス脳の神経機能を調べます。
組織切片を顕微鏡で観察しながらレーザーで特定部位を切除し、回収できる装置です。
光学顕微鏡では見ることのできない微細な構造を観察することができる顕微鏡。光の代わりに電子線を用いることで、0.1nmほどの分解能をもっています。
蛍光色素で染めた試料や、蛍光タンパク質などを組み込んだ生物試料を観察する顕微鏡です。
蛍光標識した試料の連続断層像を高解像度のイメージで取得し、コンピュータによって三次元情報の再構築を行うことができる、現代の細胞分子生物学には必須のツールです。
複雑な前処理なしに低倍率から数千倍までの観察でき、冷却ステージを備えているため、ダメージを受けやすいサンプルを乾燥させることなく観察することも可能です。
組織標本、凍結切片などの高解像画像データの取得に使用します。
脳組織切片作製装置とオールインワン蛍光顕微鏡に大別され、マウス等の動物の脳組織全体像を高解像度に解析できる装置です。
細胞内カルシウムイメージングや蛋白質相互作用をリアルタイムで高解像度に解析できる装置です。